ドイツの正統派メタルGRAVE DIGGERの15th。今作も今まで同様のGRAVE DIGGERらしいドラマティックな世界観を纏った重厚でファンタジックな楽曲と、 剛直でツボを突いたメロディはとても安定感があって安心して楽しめます。ギターがManni SchmidtからDOMAINのAxel Rittに交代しましたが、今まで同様ギターもメロディアスで安定感があって上手さも変わりません。 ジャケも楽曲の目新しい所は全くありませんが、RUNNING WILD同様これからも我が道を突き進んで欲しいバンドの一つです。

ドイツの正統派パワーメタルGRAVE DIGGERの14th。相変わらずシンガーの野太く暑苦しい声ですが、メロディックでパワフルなクオリティの高い音楽性とミドルチューンのカッコイイ楽曲が目白押しで、とても満足できました。 特に前半の楽曲でメロメロになってしまいます。いつものGRAVE DIGGERが好きな人は十分楽しめるアルバムです。

ドイツの正統派メタルの重鎮GRVE DIGGERの12th。「最後の晩餐」をテーマに重厚なサウンドとオープニングから これでもかとブイブイ言わせるGRAVE DIGGER節が炸裂しています。スローチューンながらもグイグイ引き付ける楽曲が最高ですね。#3から力強いいつものGRAVE DIGGERが感じられるザクザクしたギターと、パワフルナンバーが続き少し単調な楽曲に感じられてしまいますが、後半はメロディアスな楽曲を中心に入魂のサウンドが目白押しで流石です。 巧みなテクニックとメロディラインはなんとも言えません。今回も彼らのサウンドに酔いしれてしまいました。

ベテラン正統派ジャーマンパワーメタルGRAVE DIGGERの11th。 前回の中世スコットランドを舞台としたコンセプトアルバム3部作"The Tunes Of War"、"Knight Of The Cross"、"Excalibur"に続き、 今作のコンセプトは中世ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」をテーマにした4部作の第1作目"ラインの黄金"です。本作はワーグナーの楽劇「ラインの黄金」、「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」の4部作で オーディン率いる神々とアルベリヒらニーベルゲン族の争い等が綴られています。コンセプトアルバムはやっぱりいいですね。GRAVE DIGGER等のストレートな漢臭いストレートでコテコテパワーメタルを演出するバンドは特にそうですが、普通に聴いていると飽きてしまう楽曲も緩急をつけてドラマティックに演出することで飽きの来ない深みのあるサウンドに変貌します。 今作も静と動がありオープニングイントロから始まるファンタジックで大仰なオーケストレーションからパワフルな#2Rheingold～#3Valhallaに続く所は、前回のスコットランドを舞台にした映画「ブレイブハート」をテーマにした時の楽曲と同じような展開が感じられGRAVE DIGGER節が炸裂してとても嬉しいです。 #9MurdererはKING DIAMONDのようなミステリアスで怪しげでゆったりとした楽曲を組み立てているが、GRAVE DIGGERらしさが随所に感じられる名曲です。またライナーのファンタジックな挿絵は非常に惹かれるものがありました。

正統派ジャーマンパワーメタルGRAVE DIGGERの2001年Wacken Open Airでのライブアルバム。スローナンバーから疾走チューンまで全13曲GRAVE DIGGERの良曲ばかりを収録したライブアルバムで適度な緊張感や臨場感もあって、 メタル愛を凄く感じる熱いアルバムです。たまに聴きたくなります。クリスのブチ切れ寸前の無骨で勇ましくカッコいい歌声やマンニ・シュミットのパワフルなギターリフ、美しいギターソロがとてもカッコ良いです。 またラストの曲にはファンには堪らない初期の名曲"Heavy Metal Breakdown"を持ってくる所が素晴らしいです。とてもエネルギッシュで充実したライブアルバムです。